小選挙区制・大選挙区制(および中選挙区制)・比例代表制(および拘束名簿式)の特徴比較

民主主義を実現するためには、選挙が公正なものであることが非常に重要。
しかしながら完全に公平な状態にするのは難しく、1票の重みが選挙区によって異なってしまうという問題も起こり得る。
そこで色々な選挙制度が設けられ、様々な状況下において使い分けられるが、それぞれにメリット・デメリットがあるなど特徴が異なる。

以下では特に「小選挙区制」「大選挙区制(および中選挙区制)」「比例代表制(および拘束名簿式比例代表制)」についてごくかんたんに説明し、その特徴を比較していく。

小選挙区制

小選挙区制とは、「1つの選挙区から1人が選出される」選挙のやり方。

小選挙区制の特徴として以下のものが挙げられる。

  • 二大政党になりやすい
  • 政治は安定化の傾向
  • 死票が増える
  • 少数政党が無視されやすい
  • 新人の選出が難しい

大選挙区制と中選挙区制

大選挙区制とは、「1つの選挙区から2人以上が選出される」選挙のやり方。

これに対し中選挙区制とは、「1つの選挙区から3人から5人程度を選出する」選挙のやり方で、大選挙区制の一種である。

大選挙区制(および中選挙区制)の特徴としては以下が挙げられる。

  • 死票は少なくなる
  • 候補者の選択の幅が広がる

比例代表制と拘束名簿式比例代表制

比例代表制とは、「有権者の支持票の数に比例して議員を選ぶ」選挙のやり方。

比例代表制の特徴は以下。

  • 少数派政党にも議席が与えられる機会が増える
  • 国民の価値観を反映させやすいと
  • 小政党が分立しやすく、政局が不安定化しやすい。
なお「拘束名簿式比例代表制」では、各党が順位を付けた名簿を作成する。
投票者は「政党」に対し投票を行い、政党は得票率に応じて当選者を決める。そして候補者は名簿の順で決まる。